測量の仕事とは?
測量は、土地・地形・構造物の位置・形状・面積を正確に計測する仕事です。道路・橋・ダム・建築物など、あらゆる建設工事は測量から始まります。
「測らなければ作れない」 ——測量は建設プロジェクトの根幹を担う重要な専門職です。
測量士の種類と業務
測量士補
測量士の指示のもとで測量作業を行います。国家試験合格または測量系の学校卒業で取得できます。
主な業務:
- トータルステーション・レベルを使った現地測量
- 測量データの記録・整理
- 測量士のサポート業務
測量士
単独で測量業務の計画・実施・成果物作成ができます。測量士補として1年以上の実務経験後に取得できます。
主な業務:
- 測量計画の立案
- 各種測量(基準点測量・地形測量・路線測量など)の実施
- 測量成果物(図面・座標簿)の作成・管理
資格取得の方法
測量士補の取得方法
試験受験:年1回(5月)実施の国家試験に合格する。合格率は30〜40%程度。数学(三角関数)の知識が必要です。
学校卒業:測量系の専門学校・高専・大学の測量コースを卒業すれば試験免除で取得できます。
| 方法 | 費用 | 期間 |
|---|---|---|
| 独学受験 | 3,000〜5,000円(参考書代) | 3〜6ヶ月 |
| 通信講座 | 3〜8万円 | 3〜6ヶ月 |
測量士の取得方法
- 測量士補取得後、測量会社で1年以上の実務経験を積む
- 国土地理院への申請で測量士の資格を取得
または、大学・専門学校の測量科を卒業することでも取得できます。
測量業界の年収
| キャリア | 年収目安 |
|---|---|
| 測量士補(1〜3年) | 300〜420万円 |
| 測量士(3〜7年) | 400〜550万円 |
| ベテラン測量士(10年以上) | 500〜700万円 |
| 測量会社の管理職・経営 | 700万円〜 |
ICT測量(ドローン測量・3Dスキャナー)の技術を持つ測量士は希少価値が高く、年収が大幅にアップします。
最新技術:ICT測量が熱い
近年、測量の現場ではICT(情報通信技術)を活用した新しい測量技術が急速に普及しています。
ドローン測量(UAV測量)
ドローンで空中から大量の写真を撮影し、専用ソフトで3D地形データを自動生成します。従来の測量より数倍〜数十倍の効率化が実現します。
3Dレーザースキャナー
レーザーで建物・地形を3Dスキャンし、点群データを取得します。既存建物の改修工事や狭い空間の測量に威力を発揮します。
これらの新技術を使いこなせる測量士は、転職市場でも非常に高い評価を受けます。
転職成功のポイント
測量士補を先に取得する
転職活動前に測量士補を取得しておくと、採用担当者に「やる気と基礎知識がある」ことをアピールできます。
測量専門の転職サイト・エージェントを使う
測量会社の求人は一般求人サイトに少ない傾向があります。建設・測量専門のエージェントを活用しましょう。
まとめ
測量士は建設・土木業界に欠かせない専門職です。ドローン・ICT測量などの新技術を習得することで、将来にわたって市場価値の高いキャリアを築けます。数学が得意な方・几帳面な方には特に向いている職業です。