施工管理技士とはどんな仕事?
施工管理技士は、建設現場において工事が安全・品質・工程・原価の4つの管理を担う重要な職種です。建設工事の「監督者」として現場全体を統括します。
主な業務内容は以下の通りです。
- 工程管理:工事スケジュールの作成・進捗管理
- 品質管理:施工品質の確認・検査
- 安全管理:作業員の安全確保・安全教育
- 原価管理:工事費用の予算管理
- 書類作成:官公庁への申請書類・竣工書類の作成
必要な資格
施工管理の仕事には国家資格が必要です。専門分野ごとに資格が分かれています。
| 資格名 | 対象工事 |
|---|---|
| 1級・2級建築施工管理技士 | 建築工事 |
| 1級・2級土木施工管理技士 | 土木工事 |
| 1級・2級管工事施工管理技士 | 配管・設備工事 |
| 1級・2級電気工事施工管理技士 | 電気工事 |
2級は実務経験3年以上で受験資格が得られます(2024年制度改正後)。まずは2級取得を目指し、その後1級へのステップアップを目指すルートが一般的です。
未経験からの転職は可能?
可能です。 ただし、完全な未経験より「建築・土木系の学校卒業」や「現場作業員の経験あり」の方が採用されやすい傾向があります。
未経験から施工管理を目指す場合のステップは以下の通りです。
- 建設会社に入社(施工管理見習い・アシスタントとして採用)
- 現場経験を積む(3〜5年)
- 2級施工管理技士の資格を取得
- 施工管理技士として独り立ち
- さらに経験を積み1級取得・キャリアアップ
多くの建設会社では資格取得を支援しており、受験費用を会社が負担してくれるケースも多いです。
施工管理技士の年収
施工管理技士の年収は資格・経験によって大きく異なります。
- 未経験・見習い:300〜380万円
- 2級施工管理技士(3〜5年):400〜550万円
- 1級施工管理技士(5〜10年):550〜750万円
- ベテラン・管理職(10年以上):700〜1,000万円以上
建設業界は国土交通省の「建設業の担い手確保・育成」施策により、処遇改善が進んでいます。
転職活動のポイント
建設業専門の転職エージェントを使う
施工管理の求人は専門的な内容が多いため、建設業界に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。
大手ゼネコンだけを狙わない
大手ゼネコン(建設会社)は競争率が高いです。中堅・中小の建設会社でも働き方改革が進んでおり、待遇の良い企業が増えています。
現場経験や資格を具体的にアピール
「〇〇工事を3件担当」「2級土木施工管理技士取得済み」など、具体的な経験・資格を明記することが重要です。
まとめ
施工管理技士は建設業界で最も需要の高い職種の一つです。資格取得によるキャリアアップと年収アップが見込める、非常に将来性のある職業です。
建設業界への転職を検討している方は、ぜひ施工管理技士の取得を視野に入れてみてください。