建設業

とび職への転職ガイド|足場・鉄骨・重量とびの違いと年収の実態

高所作業のスペシャリスト「とび職」。足場とび・鉄骨とび・重量とびの違い、必要資格、年収相場、キャリアパスを解説します。

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とび職とは?

とび職(鳶職)は、建設現場の高所作業を専門とする職人です。「現場の華」とも呼ばれ、建物の建設は足場を組むとび職の仕事から始まります。

とび職は大きく3つの専門分野に分かれます。

  • 足場とび:工事用の足場の組立・解体を行う。とび職の中で最も人数が多い
  • 鉄骨とび:ビルや工場の鉄骨骨組みを組み上げる。「建てとび」とも呼ばれる
  • 重量とび:大型機械や設備の搬入・据付を行う。ミリ単位の精密さが求められる

とび職の年収相場

キャリア段階年収目安
見習い(1〜3年)300〜380万円
一人前の職人400〜500万円
職長・班長クラス500〜650万円
独立・親方600〜1,200万円

とび職は建設職人の中でも比較的日当が高い職種です。足場の需要は新築・改修・解体すべての工事で発生するため、仕事が途切れにくいのも特徴です。

日当は地域や会社によって差がありますが、経験者なら15,000〜20,000円、職長クラスで20,000円以上が相場です。

転職に必要な資格

未経験の入職に資格は不要ですが、キャリアアップには以下の資格が重要です。

足場の組立て等作業主任者

足場の組立・解体作業の指揮に必須の国家資格。実務経験3年以上で講習を受講できます。職長への昇格に事実上必須です。

とび技能士(1〜3級)

とび職の技能を証明する国家資格。1級を取得すると対外的な信用が大きく上がり、独立時にも有利です。

玉掛け・クレーン関連資格

鉄骨とび・重量とびではクレーン作業が日常的に発生するため、玉掛け技能講習はほぼ必須。小型移動式クレーン運転技能講習も取得しておくと仕事の幅が広がります。

とび職に向いている人

  • 高所での作業に抵抗がない
  • 体を動かす仕事が好き
  • チームワークを大切にできる
  • 危険への意識・集中力を保てる

高所作業への恐怖心は経験で薄れていく部分もありますが、安全意識だけは絶対に薄れさせてはいけないのがこの仕事です。命綱(フルハーネス)の着用義務化など、安全対策は年々強化されています。

キャリアパス

  1. 見習い:資材運搬・片付けから始め、先輩の作業を覚える(1〜3年)
  2. 職人:足場の組立・解体を一人でこなせるようになる
  3. 職長:作業主任者資格を取得し、班をまとめる
  4. 独立・親方:自分の会社を立ち上げ、職人を抱える

足場工事会社の独立は比較的少ない資金で始められるため、30代で親方になる人も珍しくありません。

まとめ

とび職は体力的にきつい面はあるものの、手に職がつき、日当も高く、独立への道も開けている職種です。足場需要は今後も安定しており、若手不足のため未経験者でも歓迎される売り手市場が続いています。高いところが好きで体を動かしたい方には有力な選択肢です。